自宅の壁が石こうボードかを見分ける方法

壁紙が貼ってあると、なかなかわかりにくい壁の材質。
見ただけではなかなか判断がつきませんよね。

「自分の家の壁の素材って何だろう?」

「石こうボードかどうかってどうやったらわかるの?」

そんな疑問はこちらのページで解決しましょう!

石こうボードの壁ってどんなつくり?


石こうボードの壁は、石こうを心材に表面に壁紙を貼った壁で、その厚みは9㎜~13㎜程度と薄く、壁の裏側は空洞になっており、間柱や胴縁といった、一定の間隔で設置してある細い柱に取り付けられています。
石こうは脆い性質を持っており、通常のネジでフックを取り付けると、大きな穴が開いてしまう上、強度を保つことが出来ません。
そのため、壁に大きな穴を開けず、手軽に壁掛けフックを取り付けるには、石こうボード用のピンフックを使う必要があります。
現在、日本の8割以上の住宅の壁は石こうボードと言われています。

壁が石こうボードかを見分ける方法

□方法1:壁を叩いてみる

いちばん簡単な方法は、壁を叩いてみる方法です。
壁には一定の間隔で間柱が入っているので、一か所だけではなく、複数箇所叩いてみてくださいね。

壁をノックしたときに、「コンコン」というような、音が響く感じがするのであれば、石こうボードにクロスを貼っている壁です。こちらの壁はピンが刺さるので、穴が目立ちにくいピンなどで対策ができますね。

「ぺちぺち」というような、鈍く、つまった感じがする・ノックしたこぶしが痛いのであれば、コンクリートに直接クロスを貼っているコンクリート壁です。硬くてピンは刺さりません。

□方法2:ピンを刺してみる

もし画鋲があれば、それを壁に刺してみてください。
画鋲を抜いた際に白い粉のようなものがついてくるようであれば、その壁の素材は石こうボードです。
硬くて画鋲自体が入らない!抜いても白い粉はついてこないのであれば、壁の素材はコンクリートや木壁という事になりますので、石こうボード用のピンは使えません。
画鋲が刺さるようであればネジ、画鋲が刺さらないようであればコンクリート用のピンを使って壁面にフックなどを取り付けてくださいね。