スリム長押・なげしレール:取り付け方法

※スリム長押となげしレールは取り付け方法が同じになります。
写真ではスリム長押を用いて説明していきます。

■内容物の確認

なげしレール
・本体 1組
・フック 2個
・頭付きピン 3本
・ピン 12本
・ネジ 3本


スリム長押
・フック 40cm 2個/60cm 3個
・頭付きピン 40cm 3本/60cm 4本
・ピン 40cm 12本/60cm 12本
・ネジ 40cm 6本/60cm 6本

石こうボードに取り付ける際は、ネジは不要ですので、別の場所で保管しておいてください。

■取り付けに必要な道具

・マスキングテープ
・水準器(あればでOK、スマホアプリでも大丈夫です)
・コイン
・木槌などのハンマー(なくても問題ありませんが、力に自信のない人はあると便利です)

■取り付けの手順
①本体を以下のカタチにバラします。

・取り付けベース
・カバー部分
・キャップ
(スリム長押のキャップはネジで留めてありますので、ドライバーを使って外してください。)
キャップは左右があります。取り外した後に印をつけておくと、最後の取り付け時に迷わずにスムーズです。

②壁の取り付けたい箇所の水平を確認します。

取り付けたい箇所に、マスキングテープを貼って水平を確認します。
この時、水準器があれば、マスキングテープに水準器を合わせて水平かどうかを確認し、マスキングテープの傾きを調整していきます。
もし水準器がない場合は、離れた位置から床や天井のラインと比べて並行かどうかを目視で確認し調整しましょう。

スマホカメラのグリット線を使うのもおすすめです。

③頭付きピンを使い、取り付けベースを仮留めします。

取り付けベースをマスキングテープに合わせて壁にくっつけ、左右のどちらも浮きがないことを確認してください。
(もし浮くようでしたら、ゆがみの原因になりますので取り付け個所を少しずらすことをおすすめします。)

確認したら、頭付きピンで仮止めします。
頭付きピンは、大きく空いているネジ用の穴の、右隣にある小さな穴に押し入れます。
指にグッと力を入れて押し込んでください。
(頭付きピンを入れる数はサイズによって異なります。)

頭付きピンを全て入れ、仮留めを終えたら、マスキングテープは外して大丈夫です。

④ピンでしっかりと固定します。

頭ピンを入れた部分の上下にある細い四角い穴に、ピンを入れ固定します。

ガイドに従い、左側の穴は左斜め方向に、右側の穴は右斜め方向に押し入れていきます。
コインなどを使って最後までグッと押し入れてください。力が足りずに入りにくい場合は、木槌などでゆっくりコンコンと叩き入れましょう。

⑤カバーを被せます。

ピンを全部の箇所にしっかりと入れることができたら、カバーを被せてください。
上からストンと被せるイメージで、ポイントは取り付けベースの溝にしっかりとはめ込む点です。

左右の空間に余裕があるようでしたら、横からスライドさせるとより楽に被せることができます。

⑥フックを入れます。

フックを端から入れます。

スリム長押の場合、手前側と奥側の両方にフックを入れることはできます。
(奥側に入れると使っている際にフックが落ちやすくなってしまいますので注意してください。)

⑦キャップをはめて完成!

キャップは右側と左側で異なりますので注意してください。

スリム長押は最後にしっかりキャップをネジで固定するのをお忘れなく。

■取り外す際の注意
・ペンチや爪先でピンを掴み、ゆっくりと抜いてください。無理やり抜こうとすると、壁を傷つけてしまう恐れがあります。
・上側と下側に差したピンを先に抜き、最後に取り付けベースを抑えながら頭付きピンを抜くと、取り付けベースのぐらつきが少なくきれいに取り外すことができます。
・ピンを取り外すときには向きに注意して抜いてください。
左側の穴に刺したピンは右方向に引きながら、右側の穴に刺したピンは左方向に引きながらゆっくり抜いてください。
頭付きピンは壁と垂直になるよう、まっすぐ抜いてください。